オスグッド:普通は一回目の施術でほぼ治せる故障
今日も毎度毎度のオスグッド。
痛みの激しさの割には治すのが容易な故障である。
こじらせていないオスグッドなら1回目の治療で痛みはなくなる。当院に来院するまでに、ほとんどの方が(圧倒的に子供が多い)は整形外科・接骨院や鍼治療院・その他の整体の類のどれかもしくは複数を経て来る。
レントゲンの後はお決まりの「骨に異常はないですね。」と言われ、オスグッドだと診断され、湿布と電気治療と消炎鎮痛剤が関の山。ほとんど効果なく、痛いまま数ヶ月、1年、2年と無為に流れて活動の自由を奪われる。
成長痛という馬鹿げた名前のせいで、成長が終われば治るという「迷信」が定説化している。
オスグッドの正体は、何のことはない、ただの筋硬縮である。
その上、定説化した「迷信」はこうも言う・・・『大腿直筋が縮んで膝蓋靭帯を引っ張り、それが付着する脛骨粗面の骨が引っ張られて痛みが出る。酷いと脛骨の一部がはがれて遊離する。』と。
一面的には間違いではないが、本質的に的を外している。
だから「成長するまで我慢」などと言われるほど治りにくいものになってしまっているのだ。
オスグッドなど筋硬縮を解除してやればあっという間に痛みはなくなるのだが、実際には、大腿直筋の硬縮を解くのを邪魔するものがある。前脛骨筋の硬縮である。
「迷信」で難治性が定説化してしまったのは、確かに大腿直筋は大腿直筋腱となり、膝蓋骨(いわゆる膝の皿)を包み込むように乗り越えて膝蓋靭帯として隆起した脛骨粗面に直接付着するので、脛骨粗面が痛いと訴えるオスグッドの原因は遡って大腿直筋のみにあると解剖学的には短絡発想してしまうからであろう。
現実的には単に大腿直筋を弛緩させてもオスグッドの子供達の大半にその場で「痛くないよ!」と言わせる事はできない。
現場第一である。
脛骨の外側面、骨間膜、下腿筋膜のそれぞれの広範囲に渡って付着して起こり上伸筋支帯と下伸筋支帯の下を通過して、内側楔状骨や第一中足骨(の足底面)をその停止部としているが、この前脛骨筋の硬縮によって、その起始部である脛骨外側面が脛骨粗面に与える影響のほうが大腿直筋の硬縮が与えるそれより遥かに大きい。
直接的に脛骨粗面に付着する膝蓋靭帯、大腿直筋腱、大腿直筋という流れ故にオスグッドの原因は大腿直筋にあるとするのは解剖学的構造からのみ考え付いた机上論に過ぎない。
間接的に外側面から影響する前脛骨筋の弛緩こそが大腿直筋の強い緊張を解く要諦なのである。大腿に湿布を貼ったぐらいではとても弛緩などするはずもない。
言い換えると、これさえ「正しい方法で」施せば、1回目で全くの無痛を実現するオスグッド治療など然して凄いことでもない。
稀にこじらせたオスグッドは1回で痛みが100%ひかないこともあるし、一旦収まっても「調子に乗って」酷使しているうちにぶり返す。
こじらせたオスグッドは再発しない完治までに複数回の施術を要することもあるが滅多にないことである。
蛇足ながら、酷使によって硬縮させた筋の治療なのだから、治療直後はもとより、しばらくは治療済みの筋肉でも休ませてやることが賢明である。
施術によって圧しても叩いても全く痛みがなくなったからといって、直後から激しく使い倒すようなことをすれば、ぶり返しがちであることは言うまでもない。
負傷した兵隊を、痛みが治まったからといっても未だ包帯でぐるぐる巻きのまま、負傷の原因となった戦場へ愚かにも送り返すようなものである。無駄死は必至であろう。
負傷兵は完治まで戦場に出てはいけない。これが勝利の秘訣である。
一流は身体の休ませ方も一流。
痛みの激しさの割には治すのが容易な故障である。
こじらせていないオスグッドなら1回目の治療で痛みはなくなる。当院に来院するまでに、ほとんどの方が(圧倒的に子供が多い)は整形外科・接骨院や鍼治療院・その他の整体の類のどれかもしくは複数を経て来る。
レントゲンの後はお決まりの「骨に異常はないですね。」と言われ、オスグッドだと診断され、湿布と電気治療と消炎鎮痛剤が関の山。ほとんど効果なく、痛いまま数ヶ月、1年、2年と無為に流れて活動の自由を奪われる。
成長痛という馬鹿げた名前のせいで、成長が終われば治るという「迷信」が定説化している。
オスグッドの正体は、何のことはない、ただの筋硬縮である。
その上、定説化した「迷信」はこうも言う・・・『大腿直筋が縮んで膝蓋靭帯を引っ張り、それが付着する脛骨粗面の骨が引っ張られて痛みが出る。酷いと脛骨の一部がはがれて遊離する。』と。
一面的には間違いではないが、本質的に的を外している。
だから「成長するまで我慢」などと言われるほど治りにくいものになってしまっているのだ。
オスグッドなど筋硬縮を解除してやればあっという間に痛みはなくなるのだが、実際には、大腿直筋の硬縮を解くのを邪魔するものがある。前脛骨筋の硬縮である。
「迷信」で難治性が定説化してしまったのは、確かに大腿直筋は大腿直筋腱となり、膝蓋骨(いわゆる膝の皿)を包み込むように乗り越えて膝蓋靭帯として隆起した脛骨粗面に直接付着するので、脛骨粗面が痛いと訴えるオスグッドの原因は遡って大腿直筋のみにあると解剖学的には短絡発想してしまうからであろう。
現実的には単に大腿直筋を弛緩させてもオスグッドの子供達の大半にその場で「痛くないよ!」と言わせる事はできない。
現場第一である。
脛骨の外側面、骨間膜、下腿筋膜のそれぞれの広範囲に渡って付着して起こり上伸筋支帯と下伸筋支帯の下を通過して、内側楔状骨や第一中足骨(の足底面)をその停止部としているが、この前脛骨筋の硬縮によって、その起始部である脛骨外側面が脛骨粗面に与える影響のほうが大腿直筋の硬縮が与えるそれより遥かに大きい。
直接的に脛骨粗面に付着する膝蓋靭帯、大腿直筋腱、大腿直筋という流れ故にオスグッドの原因は大腿直筋にあるとするのは解剖学的構造からのみ考え付いた机上論に過ぎない。
間接的に外側面から影響する前脛骨筋の弛緩こそが大腿直筋の強い緊張を解く要諦なのである。大腿に湿布を貼ったぐらいではとても弛緩などするはずもない。
言い換えると、これさえ「正しい方法で」施せば、1回目で全くの無痛を実現するオスグッド治療など然して凄いことでもない。
稀にこじらせたオスグッドは1回で痛みが100%ひかないこともあるし、一旦収まっても「調子に乗って」酷使しているうちにぶり返す。
こじらせたオスグッドは再発しない完治までに複数回の施術を要することもあるが滅多にないことである。
蛇足ながら、酷使によって硬縮させた筋の治療なのだから、治療直後はもとより、しばらくは治療済みの筋肉でも休ませてやることが賢明である。
施術によって圧しても叩いても全く痛みがなくなったからといって、直後から激しく使い倒すようなことをすれば、ぶり返しがちであることは言うまでもない。
負傷した兵隊を、痛みが治まったからといっても未だ包帯でぐるぐる巻きのまま、負傷の原因となった戦場へ愚かにも送り返すようなものである。無駄死は必至であろう。
負傷兵は完治まで戦場に出てはいけない。これが勝利の秘訣である。
一流は身体の休ませ方も一流。
オスグッド(成長痛) | permalink | - | -